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手話動画:生活不活発病 予防(2012年9月10日)

手話動画

  

テキストデータ

 
 こんにちは。皆さん、お元気ですか?
 震災前は、スポーツや趣味、畑仕事など外に出て体を動かす機会も多かったと思います。でも、震災後、周囲の道が危なくて歩けない、今まで出かけていた先が被害に遭って出かけられない。家の中でじっとしていては、どんどん体力が低下する一方です。

 震災後は住まいや生活のリズムが変わり、外出や運動が減りがちになるため、心身の機能が低下してだんだん「動けなくなり」ます。それを「生活不活発病」といいます。
 生活不活発病にならないためには、震災後の周りの悲惨な状況に遠慮して、自分の趣味や楽しみを減らしたりやめたりせず、家庭・地域・社会の中で、楽しみや役割を持ち、毎日の生活を活発に動くようにしましょう。また、気分転換を兼ねて散歩やスポーツや趣味もいいです。
 震災前には普通にできていた身の回りのことや家事などが、やりにくくなったと感じたら、「仕方がない」「無理は禁物」「安静第一」と思い込まず、早めに病院で相談し、できる範囲で動きましょう。

 また、ご本人だけでなく、周りの人たちも、本人ができることは可能な限り任せるよう気をつけることも、「生活不活発病」予防には大切です。
 日常生活の中で頭も体も使い、参加する機会を増やすことが基本です。遠慮せずに好きなことを楽しみ、元気に過ごしましょう。