手話動画:声をかけあっていきましょう(2012年9月24日)
手話動画
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こんにちは。みみサポみやぎ相談員の田脇です。
昨年の東日本大震災のような強烈な災害を体験すると、心と身体には大きなストレスがかかります。そして、つらい状況が続くと、イライラしてその感情を相手にぶつけてしまうこともあります。でも、多くの場合は、感情がコントロールできないでいるからであり、あなたを責めているわけではありません。
もし、周りで不安やいら立ちを感じている人がいるときには、つらい体験を無理に聞き出すようなことはせずに、そばに寄り添い、目を見て、普段よりもゆっくりと話し、安心感を与えましょう。
高齢者に接する場合には、温かく丁寧に接し、体調の変化にも目を配りましょう。その人の人生を否定・批判せずによく傾聴してあげるといいでしょう。
ストレスを受けるのは、直接被災された方だけではなく、支援する側にもあります。被災した友人、家族のために少しでも役に立ちたいと思い、気負ったり、無理を重ねると、ストレス反応が起こります。支援する側は、隠れた被災者です。自分も周りも、気づかないうちにストレスや疲れがたまっています。自分だけは大丈夫と過信はしないでください。
一人で抱え込まず、まずは、お互いに声をかけあっていきましょう。