手話動画:「ベクレル」と「シーベルト」(2012年12月10日)
手話動画
テキストデータ
前回、「放射能」と「放射線」の違いについてお話ししました。
放射能は、放射線を出す力のことで、その力の強さを「ベクレル(Bq)」という単位で表します。また、放射線を浴びることを「被ばく」といいますが、被ばくによって人体への影響度を表す単位を「シーベルト(Sv)」といいます。
「ベクレル」と「シーベルト」の関係を焚き火にたとえると、“焚き火の大きさ、強さ”が放射能を表す単位「ベクレル」で、焚き火から届く“熱の量、体の温まり具合”が放射線量を表す単位「シーベルト」です。焚き火に近づけば近づくほど、体が温まりますね。それはシーベルトが高くなるということです。
ベクレルが高くなると、シーベルトも当然高くなりますが、放射線が人体に与える影響は、放射性物質の種類、とり込み方、例えば吸引か、経口か、年齢などによって異なります。
独立行政法人放射線医学総合研究所のホームページによると、放射線は、天然の岩石や食べ物などにもごく微量に含まれています。私たちの日常生活に自然に存在しています。天然の放射線を人間が1年間に浴びる量は、日本の平均は約1.5ミリシーベルト、世界平均で2.4ミリシーベルトといわれています。
今、放射線に関して知っておかなければならないことが、いろいろありますね。