手話動画:セアカゴケグモに注意!!(2012年12月17日)
手話動画
テキストデータ
毒を持っているクモ「セアカゴケグモ」に関する情報です。
先月、宮城でも「セアカゴケグモ」の生息が確認されたという報道がありました。
本来は、東南アジアからオーストラリア、ニュージーランドなどの熱帯、亜熱帯地域に生息しており、日本では、1995年に大阪で初めて見つかりました。その後、西日本で生息域が広がっていると思われていましたが、温暖化の影響もあり、環境省によると、今は沖縄県から宮城県の23府県で生息が確認されています。
セアカゴケグモはメスだけが毒を持っています。メスの体長は約1センチメートル、全体が黒く腹部背面に赤い模様があるのが特徴です。
日本のセアカゴケグモは、地表近くの暖かい、巣を張る適当なすき間があるところに営巣しています。ですから、排水溝の側面やふたの裏、公園のベンチや植木鉢、タイヤなどの裏、墓石のすき間、ブロックの穴などで発見されています。冬場でも自動販売機の裏や公衆トイレの電灯などの暖かいところに潜んで越冬するクモもいます。
ゴケグモに気づかずうっかり触ったりすると咬まれる可能性があります。屋外で作業するときは軍手などをつけたり、庭先に置いていたものにクモがついていないか確認してください。
咬まれると、徐々に全身に痛みが広がり、吐き気などの症状が出ることもありますので、すぐに病院に行ってください。
見つけた場合は、すぐに駆除し、お住まいの自治体に連絡してください。駆除する時は、市販の殺虫剤を使用するか、熱湯をかける、靴で踏みつぶしてもかまいません。見つけたら、とにかく触らないことです。
1匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があります。よく確認するなど注意してください。