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手話動画:津波警報が変わります(2013年2月25日)

手話動画

  

テキストデータ

 津波警報は、津波による災害の発生が予想されるときに発表する重要な情報です。
 これまでの津波警報は、地震が発生してから予想される津波の高さを数値で表していました。東日本大震災のときは、予想した高さを大きく上回る津波が押し寄せ、甚大な被害をもたらしました。この被害を踏まえ、気象庁では、津波警報の改善に向けた検討を重ね、今年3月7日(木)12時から津波警報の情報文が変わることとなりました。
 地震が発生してから、約3分で「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」を発表します。
 東日本大震災のような巨大な地震の場合は、正しい地震の規模をすぐには把握できないので、最初の津波警報では、予想される津波の高さを、「巨大」「高い」という言葉で非常事態を伝えます。
 その後、正確な地震の規模が分かったときに、「予想される津波の高さ」「津波の到達予想時刻」などの情報を出します。例えば、予想される津波の高さが3m~5mのときは、「予想される津波の高さは5m」と発表します。
 津波の来襲は1度では終わりません。何度も繰り返し、あとから来る津波のほうが高くなることがあります。また、沖合では低い津波も、沿岸に来て急激に高さが増すこともあります。津波の高さを数値で表すと、それが最大だと誤解しかねないため、「観測中」「推測中」ということばで注意を喚起します。
 津波から命を守るために、強い揺れはもちろん、弱い揺れでもゆっくりとした長い揺れが続く場合は、観測された津波の高さにかかわらず、ただちにより高い場所に避難しましょう。そして、警報が解除されるまで、安全な場所から離れないことが肝心です。