手話動画:津波浸水区域に新標識(2013年4月30日)
手話動画
テキストデータ
東日本大震災では、道路を走行していたドライバーの多くの方が津波によって犠牲になりました。そのような悲惨な被害が二度と起きないよう、津波被害があった県内の国道に、新しい津波情報板や標識が整備されています。
津波情報板では、津波警報発令時の交通規制などの情報を、電光掲示板や警告灯などで表示します。警報が発令されると、浸水区域へは入れなくなるので、津波情報板は転回可能な駐車場や迂回路となる交差点に設置されます。
津波標識は浸水区域をお知らせします。起終点を知らせるものと、浸水区間にいることを知らせるものがあります。警報発令中の道路利用者の侵入抑制を目的にしています。また、標識を日ごろから目にすることで、浸水の範囲を認識し、避難行動の目安として活用できます。土地勘のないドライバーにも津波の被害を意識づけられます。
監視カメラは、被害を早期に把握するために設置します。停電への対応としてバッテリーが装備されています。
海抜表示シートは、それぞれの地点の海抜を表します。自分の現在地がどの程度の海抜であるかを知り、防災意識を高める目的があります。浸水区間起終点標識や主要な交差点の案内標識、または歩道橋柱などに設置されます。
これらの標識は、国道6号線には山元~亘理間に、国道45号線には1仙台~松島間、2東松島~石巻間、3南三陸~気仙沼間の3区間に設置されます。
道路を走行中に標識を見かけたら、意識して覚えておきましょう。
津波警報が発令された際は、正確な情報を迅速に捉え、津波の浸水区域には絶対に侵入せず、高台の迂回路や避難所へ避難することが肝要です。