手話動画:水虫かな?と思ったら(2013年7月1日)
手話動画
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この梅雨から夏場にかけて、水虫に悩まされる方も多くなるのではないでしょうか。
水虫はカビの一種で、正式には「白癬(はくせん)」といいます。白癬菌が、皮膚の一番外側の角質層に寄生して起こる皮膚の病気です。白癬菌は手や体にも感染しますが、9割近くは足です。水虫にかかった人の皮膚からはがれおちた角質を素足で踏んでしまうと、その角質の中の白癬菌が付着しますが、それだけですぐに水虫になるわけではありませんのでご安心を。足に付着した菌が流されずに残って、傷ついた角質から入り込み、さらに、靴の中がむれて高温多湿の環境にあるなどの条件が重なると感染しやすくなります。足に繁殖しやすいのはそのためです。
水虫に感染しないようにするため、まずは、白癬菌の繁殖しにくい環境づくりを目指しましょう。
①こまめに室内を掃除して、白癬菌の混ざったホコリやゴミをキレイにする。
②乾燥した清潔なバスマットを使用する。
③スリッパやサンダルは共有せず、自分専用のものを用意する。
④足は指の間までよく洗いしっかり乾かす。
⑤靴や靴下は通気性の良いものを選ぶ。靴下は、汗を吸い取りやすい木綿や、麻、絹がオススメです。
足の角質層は、外部の刺激や雑菌から体を守るために、大変強固にできています。そのため、いったんそこに白癬菌が住み着くと薬が浸透しにくく、なかなか死滅しません。治った!と思ってもまた発生するのはそのためです。
また、薬を使ってもなかなか治らないという場合は、もしかしたらほかの皮膚病かもしれません。手間を惜しまず、皮膚科を受診して水虫かどうか確かめてもらうことも重要です。