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手話動画:大人のあせも(2013年7月22日)

手話動画

  

テキストデータ

 「あせも」というと、子どもや乳幼児の病気と思われがちですが、実は、大人にも「あせも」で悩む人が増えています。猛暑の中、節電のため冷房の使用を控えたり、設定温度を高めにすることも理由にあるかもしれませんね。

 皮膚には、導管といわれる汗の通り道があり、大量に汗をかいたまま放置しておくと、その導管に汗がたまってしまい、あせもになります。軽い皮膚の病気です。
 首の周りや脇の下、ひじの内側、ひざの裏側、太ももの内側など、汗の出やすい場所や、皮膚がくびれたり、こすれたりする部分に出やすくなります。
 症状は、赤く小さなポツポツが多発し、軽い痛みやかゆみを伴うこともあれば、痛みやかゆみはないものの、小さな水泡が多発する場合もあります。大人の場合は、特に女性はアクセサリーなどの金属によって、あせもからかぶれに発展し、炎症がひどくなってしまうこともあります。

 「あせも」というと、ベビーパウダーというイメージですが、ベビーパウダーは、「あせも」になる前につけるものなので、なってからつけても治りません。肌を刺激し逆効果になります。
 「あせも」の初期治療は、汗をかいたら放置せずに濡れたタオルでふき取ること。こまめに着替えること。また、ぬるめのお湯でシャワーやお風呂に毎日入り、皮膚を清潔にすることです。綿など、汗を吸収しやすい素材の下着なども良いですね。

 「あせも」は、しばらくすると自然に治癒することがほとんどですが、なかなか治らないときは、早めに医師に相談し適切な治療を受けましょう。