手話動画:土砂災害の特徴と前兆現象(2014年6月23日)
手話動画
テキストデータ
東日本大震災後、あちこちで地盤がもろくなり、雨による土砂災害の危険性が高まっています。土砂災害ンは、「がけ崩れ」「土石流」「地すべり」んぼ3種類があります。それぞれ発生する前には、何らかの前兆現象が現れます。
がけ崩れ
がけ崩れは、地震や雨水などによって地盤が緩み、瞬時に斜面が崩れ落ちる現象です。崩れ落ちるスピードが速いため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く、死亡の割合が高いのが特徴です。
小石がパラパラ落ちてきたり、傾斜に割れ目ができたり、水がわき出たりしたら、がけ崩れの前兆です。
土石流
土石流は、集中豪雨などによって土砂が大量の水と一緒に、谷や渓流を津波のように流れ落ちる現象です。時速20km~40kmと自動車並みの速さまで流れ、破壊力も大きく、辺りの樹木や家、建物を押し潰し、数km離れた地域にまで押し流します。
雨が降り続いているのに川の水位が下がってきたり、水が濁って流木が流れてきたりしたら、土石流の前兆です。泥臭い臭いがする場合もあります。
地すべり
地すべりは、大雨や雪解け時に発生しやすく、穏やかな斜面をゆっくりと下方へ移動します。一度に広い範囲が動くため、被害も広範囲に及びます。
地面に亀裂や段差が出てきたり、樹木や電柱が傾くといった現象がみられたら、地すべりの前兆です。
土砂災害もまた、一瞬にして尊い命や家屋などの貴重な財産を奪ってしまう恐ろしい災害です。正しい知識を得て、防災意識を高めましょう。