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手話動画:気をつけたい、大人の風疹(2014年9月8日)

手話動画

  

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 平成24年から平成25年にかけて、風疹が大流行しました。近年では子供よりも大人、特に20代から40代の男性が多く感染しています。大人の風疹が増えているのはなぜでしょうか。それは、子どもの頃に風疹にかかったか、また予防接種を受けたことがあるかどうかに関係しているようです。

日本での風疹の予防接種は、昭和52年8月から女子中学生を対象とした学校での集団検診からスタートしました。しかし、それ(昭和52年)以降も、何度か制度改正が行われ、予防接種の対象者や接種回数などが変更されたため、大人になるまで風疹の予防接種を受ける機会がなかった人や、予防接種が1回だけという人たちが今、風疹にかかる可能性が高くなっているのです。

 大人になってからかかる風疹は、子供がかかる場合よりも症状が重くなりがちですが、最も心配されているのが妊婦への感染です。特に妊娠20週ごろまでの女性が風疹にかかると、母体だけでなく胎児の健康にも悪い影響を与える可能性があります。妊婦自身だけでなく、その家族も風疹に感染しないよう、十分に気をつけたいところです。

 自分がこれまで風疹にかかったことがあるかどうかわからない、または予防接種を何回受けたかはっきり覚えていないという方は、予防接種を考えてみてはいかがでしょうか。