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手話動画:H26-12 蛸薬師と大津波?!(2015年2月9日)

手話動画

  

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 皆さん、仙台市の長町にある「蛸薬師」を知っていますか。変わった名前ですよね。もともとは、京都の蛸薬師堂の僧がこの地に来て村人を守ったことから、そう呼ばれるようになったといわれています。
 もう一つ、この地に言い伝わるとても興味深い話があります。
 さかのぼること慶長時代。村を大洪水が襲い一帯は浸水してしまいました。水が引いた後を見ると、神社の近くの池に、蛸に吸い付かれた薬師如来像が流れ着いていたと…。以来、その薬師如来は「蛸薬師」と呼ばれ、人々から親しまれるになったということです。

 でも、不思議なのは、洪水は上流から下流へ、山から海へ流れるものなのに、なぜ蛸が流れてくるのでしょうか? 蛸は海に住んでいる生き物ですから、流れ着くとしたら、浸水は海からの水によって起きたのでは? 慶長といえば、慶長の大地震と大津波があった時代でもあります。もしかしたら、津波による津波で流れ着いた薬師如来だったのでは…、なんて思ったりもします。
 もしそうなら、この蛸薬師は「こんな内陸にまで津波が来たんだよ。大きな地震がきたら逃げなさい」と、津波の恐ろしさを私たちに伝えようとしているのかもしれません。皆さんはどう思いますか?

 何十年、何百年ごとに繰り返すといわれている大津波。二度と同じ悲劇を繰り返さないためにも、私たちは、後世にしっかりとその恐ろしさを伝えていかなければなりませんね。