手話動画:H26-19 さようなら、マリンピア(2015年3月30日)
手話動画
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<マリンピア松島水族館の写真>
宮城県で生まれ育った私たちには、学校の遠足や家族との行楽など、誰しもが1度は訪れたことのあるおなじみの場所、マリンピア松島水族館。今年5月、長きにわたる歴史に終止符を打ちます。
松島水族館は、富山県魚津水族館に次ぐ日本で2番目に古い水族館で、1927年(昭和2年)に開館してから、移転もせず同じ場所で開業し続ける水族館としては、日本最古になります。
東日本大震災で松島町は、近隣の沿岸市町に比べ被害は小さくすみましたが、それでも1メートル以上の津波が町を襲い、水族館も打撃を受けました。
6匹いたビーバーの内、3匹が津波による海水を浴びて死亡。水族館のシンボル的存在だったマンボウも、循環ポンプが壊れたことにより死亡してしまい、他にも多くの生き物が、停電や断水の影響で息絶えてしまいました。
建物が老朽していたこともあり、同じ場所での再開は難しいと思われましたが、全国の水族館から飼育動物の提供など多くの支援を受け、同年4月23日には営業を再開することができました。
当時の私たちにとって、気持ちを軽くしてくれる明るいニュースでした。
5月の閉館後は、現在、仙台港付近に建設中の「仙台うみの杜水族館」へ、生きものたちはお引越しです。
そうだ! 今度の連休は、最後の松島水族館へ、友達と遊びに行ってみようかな。