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手話動画:H27-3 防災意識と心構え(2015年4月20日)

手話動画

  

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 東日本大震災から5年目となり、あれほどの大地震は自分が生きている間にはもう起こらない、なんて思っていませんか。
 2010年度に仙台市が行った意識調査によると。「10年以内に巨大地震が起こる」と答えた人は、市民全体の52パーセントに上っていました。宮城県沖地震に対する警戒感を強く持っていたためと思われます。
 ところが、昨年度、同様の調査をしたところ、なんと、17パーセントにまで激減していたのです。たった5年間で、巨大地震に対する警戒感が薄れてしまっていることがわかりました。

 もう、巨大地震なんて起きない、なんて思っていませんか?
 東日本大震災は三陸沖が震源地だったため、宮城県沖地震とは違う地震だといわれています。また、その後、宮城県沖地震の発生が「30年以内に99パーセント起きる」という評価はなくなったものの、今後の発生確率は「不明」となっており、依然として、油断のならない状況が続いています。マグニチュード9以上の巨大地震が起きた後、必ず起きるといわれている、大津波を起こしやすい「アウターライズ地震」も大変気になるところです。

 私たちは、4年前のあの経験を決して忘れることはできないでしょう。いや、忘れてはいけません。
 「また大地震が起きるかもしれない」と、必要以上におびえることはありませんが、だからと言って楽観視することなく、いつ起こるかわからない震災に備えておくことはとても大切です。まずは、自分の防災意識から見直してみましょう。