手話動画:戦後70年に思う(2015年8月3日)
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今年は戦後70年の節目の年です。8月には、6日・9日の原爆投下の日、15日の終戦の日と、あの戦争について思いを馳せる機会が多いでしょう。宮城県でも各地で空襲があり、特に7月10日に起こった仙台大空襲は、規模も大きく被害が甚大だったので、そのことを思い出す方が多いかもしれません。仙台大空襲は、1945年7月10日午前0時3分から約2時間にわたり焼夷弾10,961発、高性能爆弾8発が落とされ、仙台市街中心部が焦土と化しました。仙台駅から、西は川内の辺りまで、北は北四番丁辺りから南は向山辺りまでが被害に遭い、「仙台駅から西公園が見えるようになった」 との体験談が残るほどでした。
その時、聴覚障害者はどんな思いでいたのでしょうか。戦争を体験している聴覚障害者の高齢化はどんどん進んでいます。この機会に戦争の経験を聞いてみましょう。今しか聞けないお話が聞けるはずです。身近にいる聴覚障害者に聞いてみたり、聴覚障害者協会老壮部の集まりなどに出かけて聞いてみるのも良いかもしれません。
70年もの長きにわたって1度も戦争をしていない国は、日本を含め世界中でほんの数国です。私たちはそれを誇りに思い、この節目の年を、戦争の悲惨さを知り平和のありがたさを考える機会にできたら良いですね。