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手話動画:目指せ! 過労死ゼロ!!(2015年8月17日)

手話動画

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 お仕事をされている皆さん、あなたの会社では残業がありますか? 仕事がある、仕事ができるのは嬉しいことだと、一生懸命仕事をするのは素晴らしいのですが、長すぎる労働時間は過労死につながる可能性があります。
 厚生労働省が過労死のリスクが高まると位置づけしている「過労死ライン」は、「残業時間月80時間以上」です。けれども2014年度に精神疾患の労災認定された497件のうち40%にあたる201件が月80時間以上の残業をしていました。さらにこのうちの67件が月160時間を越える残業で、これは2013年度に比べて2倍以上に上りました。精神疾患による労災は過去最多となり、長時間労働による過労の実態が浮き彫りになっています。
 政府は、昨年11月に「過労死等防止対策推進法」を施行しました。この法律には、過労死ゼロを目指すため2020年までに週60時間以上働く人の割合を5%以下にするなどの数値目標が入っています。週60時間以上というのは、過労死の危険性が指摘されている労働時間で、現在、30代男性の17%が週60時間以上働いています。全体では468万人の過労死予備軍がいるとの指摘もあり、過労死の増加に歯止めをかけ、減少させるには長時間労働の削減に向けた規制が欠かせません。
過労死をなくすために政府が具体的にどのような対策が取るのか、今後の動きにも注目です。