手話動画:エルニーニョ現象とラニーニャ現象(2016年7月4日)
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エルニーニョ現象を知っていますか? 太平洋赤道中央から南米ペルー沿岸にかけて海面の水温が高くなる現象で世界各地で熱波や洪水、干ばつなど異常気象を起こします。日本では、2003年にエルニーニョ現象の影響により冷夏になり、野菜が不作で価格が高騰しました。エルニーニョ現象はたびたび起きていますが、この現象が起こると日本では冷夏暖冬になることが多くなります。2014年から始まって2年ほど続いたエルニーニョ現象が、この春に終息したと見られています。今回の現象では冷夏にはなりませんでしたが暖冬でしたね。気象庁の発表によると、今後はラニーニャ現象が発生する可能性が高いそうです。エルニーニョ現象とは逆に太平洋赤道中央から南米ペルー沿岸の海面の水温が低くなる現象で、やはり世界的に異常気象をもたらします。日本では猛暑厳冬になりやすいといわれています。2010年のラニーニャ現象の時にはやはり記録的猛暑で、その年の漢字に「暑」が選ばれたくらいでした。つまり、今年も猛暑になるかも?! ということなのです。
ただ、エルニーニョ現象で暖冬傾向でも局地的に大雪が降ったり、冷夏になりやすいはずなのに昨年一昨年と猛暑が続いたり、完全な予測は難しいようですね。ラニーニャ現象により今年の夏は猛暑になる「可能性が高い」とでています。熱中症や脱水症状の予防対策をしておこうかな。