手話動画:お盆の風習いろいろ(2016年8月8日)
手話動画
テキストデータ
まもなくお盆ですね。子どもの頃、いとこ達と遊んだり盆踊りや花火が楽しみだったり、夏の一大イベントでした。夏に先祖供養をするこの行事は、日本では8世紀ごろには始まっていたそうです。お盆期間は8月13日~16日で日本全国同じと思っていたら、関東の一部など7月13日からの地域もあるようですよ。
まず13日に先祖の霊を迎えるために家の前で火を焚きます。昔はお墓で迎え火をし、その火を提灯に入れて家まで持って帰っていました。現代ではお墓が遠くて火を家まで持って変えるのが難しい場合が多く、玄関先で迎え火を焚くのが一般的です。お墓でおんぶする真似をして先祖の霊を迎える慣わしの地域や火を振り回す地域などもあります。
ナスとキュウリで牛や馬を作って飾る地域もあります。あれは先祖代々の霊の乗り物で、来る時は馬で早く来られるように、帰りは牛でゆっくり帰れるように飾ります。しかし同じ馬と牛ですが、牛で丁寧にお迎えし、帰りは急いでかれるように馬、という考え方のところもあります。
最後に送り火で無事に帰れるよう明るく照らし帰っていただきます。送り火でない方法で先祖を送り出す地域としては、長崎の精霊流しや沖縄のエイサーが有名です。
お盆に特定の食べ物を食べる地域もあります。宮城県のお盆といえばおくずかけですね。思い出深いお盆の味です。
お盆の風習はいろいろなので、当たり前だと思っていた自分の家の風習が実は違っているかも。みんなで話してみると面白いかもしれませんよ。