手話動画:デフリンピック、知っていますか?(2016年9月26日)
手話動画
テキストデータ
※今回は、(一社)宮城県聴覚障害者協会体育部長から、デフリンピックについて紹介いただきます。皆さん、オリンピックやパラリンピック感染観戦では、元気をいただきましたね!
世界的なスポーツの祭典はほかに2つあるんですよ。知的障害者のスペシャルオリンピックスと、聴覚障害者のデフリンピックです。デフリンピックは、オリンピックと同じように4年に1回の大会で、次回は来年の7月にトルコ・サムスンで開催されます。
しかし、内閣府の調査によると日本のデフリンピックの認知度はわずか2.8%、パラリンピックの94%と比べるとほとんど知られていないと言えます。
デフリンピックとは、聴覚障害者の国際スポーツ大会で、国際ろう者スポーツ委員会が主催しています。参加資格には、国際ろう者スポーツ委員会の加盟団体全日本ろうあ連盟の会員であることと、補聴器をはずして聴力が55デシベルを超えていることの2つです。
デフリンピック第1回夏季大会は、パラリンピックより歴史が古く、大正13年にフランス・パリで開催されました。日本の初参加は昭和40年に開催された第10回夏季ワシントン大会で、それ以来日本は着実に成果をあげてきました。3年前に開催された第21回台北大会では、金5個、銀6個、銅9個を獲得したんですよ。
もともとパラリンピックとデフリンピックは一緒の大会でしたが、リハビリを重視する考え方のパラリンピックに対して、公認記録を目指して競技したいというデフリンピックとの考え方の相違などの理由で別々の大会になった経緯があります。
デフリンピックの歴史など、もっと知りたいときはインターネットで検索できますので、ご覧ください。
これからデフリンピックの認知度を高め、注目度の向上や身障者に対する理解が深まるようにしましょう。
そして、聞こえなくてもオリンピックに出られる夢を叶えてみませんか?