手話動画:もしもに備えて コツコツ「貯筋」(2016年10月11日)
手話動画
テキストデータ
「貯金」 これは皆さんご存じですね。では、「貯筋」という言葉はご存じですか? 「運動を行うことによって筋肉を鍛え、たくわえよう」という考え方です。
筋力は貯蓄と同じで、何もしなければ減っていきます。特に気をつけたいのは脚筋力。これが低下すると立ち上がる、歩く、階段を上るといった日常生活運動がスムーズにできなくなります。
最近の研究結果によると、入院などにより活動をしない状態が2日続くと、大腿前側の筋肉が1%減少するそうです。これは通常の加齢変化の1年分にあたります。例えば、10日間入院した場合、例えば45歳の私だと、筋力が50歳という状態になります。せっかく病気が治って退院しても、自由に動けず寝たきりになってしまう可能性もあるのです。
というわけで、普段から筋力トレーニングなどによって身体を鍛えて貯筋しておけば、病気などで数日動けなかったとしても、支障なく日常生活を送ることができるわけです。
インターネットで「貯筋」という言葉を検索すると、椅子に座って、または立った状態で行う筋力トレーニングの方法が動画で紹介されています。できる運動から取り組んでみるとよいでしょう。
今はまだ若いから大丈夫!というあなた! 実は筋力のピークは20代。その後は徐々に減少していきます。何もしないとあなたの筋肉も減りますよ。油断は禁物!
今のうちに、未来に備えてコツコツ貯筋。私も今日から始めようっと。
※「貯筋」は、福永哲夫・鹿屋体育大学前学長、東京大学名誉教授により考案されています。
※本動画の製作にあたり、公益財団法人 健康・体力づくり事業財団からご協力をいただきました。
※公益財団法人 健康・体力づくり事業財団のホームページに「貯筋運動」の動画が掲載されています。