手話動画:ショウガは体を冷やす? 温める?(2016年12月12日)
手話動画
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寒い冬には体を温めるものがほしくなりますね。最近の冷え性対策で人気の食べ物といえばショウガです。何にでもショウガを入れる女性が増えていて、ショウガのチューブを持ち歩いている人までいるそうです。実はこのショウガ、食べ方によって効能効果が違うんだそうです。
生のショウガは、血行を良くして体の中の熱を手足に運ぶので体がぽかぽかしたように感じます。ですが実は、生のショウガは、熱を発して体の芯を冷やそうとする働きがあります。そのため、冷え性対策には逆効果! この働きを利用して、風邪のひき始めで熱がある時に食べれば、熱を下げる効果が期待できます。また、生のショウガには殺菌作用があります。ですから、昔からお寿司にはガリが付き物なんですね。
冷え性対策のためには、生ではなく、乾燥ショウガや蒸しショウガが有効です。乾燥や加熱したショウガは、体を芯から温めるため持続性があり、冷え性対策には断然効果が高くなります。ほかにも、消化を高める効果やダイエット効果があります。
効能効果が高いショウガですが、当然、食べすぎはよくありません。胃腸が弱っている時に食べ過ぎると腹痛を起こしたりします。ショウガの一日の摂取目安量は10g程度。スライスなら6枚、おろしたものなら小さじ1杯ほどの量になります。体調に合わせて生ショウガ、乾燥ショウガ、蒸しショウガなど使い分け、紅茶や白湯に入れる、料理の風味付けをするなど、どんどん活用したいですね。