手話動画:伝統ある仙台初売り(2016年12月26日)
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子どもの頃、正月はお店が営業していなかったため、出かけずに家族でゆっくり過ごしたものです。最近ではコンビニが365日24時間営業し、元日でも営業しているスーパーが珍しくありません。そんな中で仙台初売りは、元日ではなく2日に開催されて伝統を守っています。
仙台初売りの起源は、伊達政宗の時代までさかのぼります。政宗の父親が家督を相続する政宗に向けて記した記録に、伊達家には1月2日に買い初めをする行事があると載っているのです。その後、政宗が米沢から仙台に移って以降もその行事は続き、江戸時代を通じて伊達藩の庶民に浸透したと言われています。長い歴史の中では、戦争のために初売りができなかった年や、元日に営業している大型店との差別化を図るためなど初売りが3日だった年、初売り競争で開催日がまちまちだった年もありました。現在、元日に営業している場合は通常営業とし、2日が初売りと統一されています。
仙台初売りの魅力は豪華な景品や福袋ですね。(商品に)豪華な景品を付けるなどの販売方法は景品表示法違反になる可能性がありますが、仙台初売りは伝統行事の特例として認められているため、他県の初売りよりも豪華になっています。
仙台初売りで有名なものと言えば、お茶箱いっぱいに詰まった景品ですね。限定人数に配られるため毎年早くから並ぶ人がいます。そのほかにも豪華な福袋などが揃い、わざわざ遠方から駆けつけて買物する人も多いようです。
お得感いっぱいの仙台初売りが大好き! 今年も絶対行こう!!