手話動画:伊達政宗のここがスゴイ!(2017年2月20日)
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皆さんご存じの伊達政宗は1567年、今からちょうど450年前に生まれました。
この記念の年に、仙台市の観光関係者らが政宗や仙台上を中心とした観光振興を進め、関心を高めようとしています。
政宗は、8歳の頃に罹った病気が原因で片目が不自由でした。ドラマなどで片目に眼帯をしている政宗のイメージが強い方も多いのではないでしょうか。ですが実は、政宗が布や眼帯で目を覆っていたという記録はありません。徳川家康や豊臣秀吉に聞かれ、「木から落ちて右目が飛び出してしまい、あまりにおいしそうだったので食べてしまった」と語ったという逸話が残っています。ただ、「両親からもらった片目を失ったのは不孝である」から肖像画には両目をつけるようにと遺言しており、残っている肖像画には両目のあるものが多いです。
隻眼(せきがん)というハンデをものともせずに戦国時代を生き抜いた伊達政宗。戦装束が豪華絢爛で、「伊達男(だておとこ)」の語源にもなりました。兜の形も独特で、映画「スターウォーズ」の悪役ダースベイダーのマスクは彼の兜をモデルにしているんですよ。
戦国の世が終わると、伊達班の開発に力を注ぎます。貞山堀や北上川水系の流域を整備し、石高62万石のところ100万石を超える米の生産量を確保する穀倉地帯とします。石巻港を設けたのも政宗。グルメだったことでも知られていて、仙台味噌やはらこ飯など、宮城県の特産品にも政宗が関わっています。
450年たっても彼の足跡はいろいろと残っています。今の宮城県があるのは、やっぱりこの人のおかげですね。