手話動画:知っていますか?「無期転換ルール」(2017年10月16日)
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就職が大変だと言われるようになってからずいぶん経ちます。正規雇用が無理ならせめて非正規雇用の契約社員で…と、一定期間の契約を更新しながら働いている方もいると思います。そんなあなた、「無期転換ルール」はご存じですか。
無期転換ルールとは、有期労働契約が数回更新されて通算5年を超えたときに期間を定めない契約に転換できるルールです。非正規雇用者の雇い止めへの不安解消を目的としており、モチベーションの維持にもつながります。なおこの無期転換ルール、5年以上勤めたら自動的に無期契約に転換するのではなく、労働者からの申し出が必要です。このルールを知らずに申し出ていなかったため、5年以上勤めていた職場で雇い止めにあったなんてことのないように気をつけましょう。
このルールで有期契約を無期契約にした場合の雇用形態は、非正規雇用のままです。正規雇用になるわけではありません。ですが、更新前に「次の更新はしてもらえるか」などと不安になる方も、このルールを使って無期契約にすることで不安が解消されます。「正規雇用を目指したいから無期契約に転換せずに新しい就職先を探す」という方もいるでしょうし、「週3日で働き続けたいから無期契約に転換する」という方もいるでしょう。自分に合った働き方は何なのか、今後どういうふうに働いていきたいのか、この機会にしっかりと考えてみてはいかがですか。