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手話動画:おたふく風邪、予防接種を受ける?受けない?(2017年11月6日)

手話動画

テキストデータ


 おたふく風邪は正式名称を「流行性耳下腺炎」と言い、ムンプスウイルスが原因で起こります。耳の前下にある耳下腺や顎下腺が感染して腫れ、顔がおたふく面のようになるのはご存じですね。
 おたふく風邪は、風邪やくしゃみなど飛沫感染でうつる、感染力の非常に強い病気です。また、感染してから発症するまでの潜伏期間が10日~20日と長く、その間も人に感染させてしまうため、予防が難しく合併症も多い病気です。予防接種が有効なのですが、現在は任意摂取になっているため予防接種しない方が増えています。

 おたふく風邪の予防接種が任意になったのはなぜでしょうか。それは、予防接種で使用されるワクチンにより髄膜炎や脳炎、膵炎、難聴などを引き起こしてしまう危険性があったためです。しかし、予防接種のワクチンによる髄膜炎は、自然感染のものよりも軽くすみ、そのほかの合併症は頻度も少ないとの統計が出ています。2015年、2016年の2年間でおたふく風邪に自然感染し、合併症により難聴になったのは336人だったそうです。

 予防接種は、何の予防接種でも危険性は伴います。おたふく風邪に限らず副作用についてきちんと知り、予防接種を受ける、受けない、の判断ができると良いですね。
 大人になってから罹ると重症化しやすく合併症も重くなりやすいおたふく風邪。まだ罹ったことがないという方、予防接種についてご一考を。