手話動画:オリンピック聖火のトリビア(2017年11月20日)
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先月ニュースで、来年2月から開催される韓国平昌(ピョンチャン)オリンピックの聖火が韓国に向けて出発、11月に到着すると言っていました。今回はこの聖火についてご紹介します。
およそ2800年前の古代ギリシア時代、古代オリンピック開催期間中には火を神聖なものとして灯していました。近代オリンピックが始まったのは約120年前の1896年で、その頃は聖火がありませんでした。約30年後の1928年から聖火を灯すようになり、聖火リレーをして点火するようになったのは1936年のドイツでのオリンピックからです。ヒトラーが主導したとの話もあります。
聖火は毎回、ギリシアのオリンピアで執り行われる採火式により火を灯します。太陽光線を一点に集中させる凹面鏡に、巫女役の助成たちがトーチをかざして火を点けます。採火式は神聖な儀式のため基本的に非公開で、テレビで見られる採火式の場面は公開リハーサルの様子だそうです。
冬季オリンピックは1924年から始まり、聖火リレーが始まったのは1952年。ギリシアで採火しなかったときも過去数回ありましたが、ほとんどは夏季と同じくギリシアで採火式を行います。今回の平昌オリンピックの採火式本番では、天気が悪くて太陽で火が点けられなかったため、リハーサルで採火した予備種火を利用して聖火を点けたそうですよ。
今は、韓国各地でリレーされている聖火。開会式で点火され、開会式の最後に消灯される、まさにオリンピックの象徴です。