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手話動画:低栄養を防いで寝たきり予防(2017年12月11日)

手話動画

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 メタボや生活習慣病に注意したほうが良い、という方がいる一方で、高齢者の低栄養が問題になっています。最近食欲がなくやせてきた、皮膚の炎症が起こりやすく治りにくい、口の中や唇が乾燥している、よろけやすい、などの症状があったら低栄養かもしれません。食品からの水分が不足し脱水症状を起こす場合もあります。あなたの周りの高齢者は大丈夫ですか。

 高齢者は噛む力や飲みこむ力が低下し、食が細くなります。また、毎食作るのが大変だから1日2食にしている、ご飯と漬物だけまたは菓子パンや麺類だけなど簡単に済ませているなど、食べているつもりでも必要な栄養が不足してしまいがちです。肥満やコレステロールが気になり、肉や魚、卵など必要な栄養素であるたんぱく質を控える方もいます。85歳以上のおよそ4人に1人が低栄養傾向にあるんですよ。

 低栄養状態になると筋肉が減り体力が低下します。運動量が減るため食欲がわかず、食事量が減り低栄養がますます進むという悪循環に陥ってしまいます。体力低下で骨折などの怪我を引き起こし、最終的には寝たきりになる可能性もあるのです。

 好きな物だけに偏らず、少量でも野菜や肉、魚、卵などバランスよく食べるようにしましょう。1回にたくさん食べられない場合は、1日3食にこだわらず回数を増やすのも良いでしょう。
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