手話動画:鏡開きで無病息災を願う(2018年1月9日)
手話動画
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お正月はどのように過ごしましたか。先週から仕事も始まり、そろそろお正月気分はもう終わり…、いえいえ、どんと祭と鏡開きが残っています。
年神様がいらっしゃるといわれる松の内の期間中、飾っていた松飾りや門松はどんと祭に持って行き、鏡餅は鏡開きをして家族みんなで食べます。鏡餅は年神様へのお供え物で魂が宿るといわれ、それを食して家族の無病息災を願います。
松の内は1月7日までで、鏡開きは11日に行います。ただし、関西では15日までが松の内で、鏡開きは20日にするそうです。昔は全国的に20日に鏡開きをしていたそうですが、現在日にちが違うのはなぜでしょうか。それは、徳川家光が4月20日に亡くなり、1月20日は月命日に当たるため、避けるようになったんだとか。鏡開きを早めたので、合わせて松の内も7日までになりました。江戸での慣わしだったこともあり、関西では浸透せず、鏡開きは20日のままなんです。京都や近隣の一部地域では、三が日を終えてすぐの1月4日に鏡開きをするんだそうですよ。
鏡餅を刃物で切ることは切腹を連想させるため、鏡開きの時は包丁を使わず槌などを用いて砕きます。もし砕けない場合は電子レンジを使うといいですよ。柔らかくなって手でもちぎれるようになります。最近は初めから小分けにされている鏡餅が主流になってきました。便利な世の中です。