手話動画:ホームタンクからの油流出にご注意を!(2018年1月29日)
手話動画
テキストデータ
寒い冬は、ファンヒーターや石油ストーブなど、暖房で灯油をたくさん使用します。そこで、大量の灯油を自宅に貯蔵しておくためにホームタンクを設置しているご家庭もあるかと思います。
冬の時期、ホームタンクから油が流出する事故が多く発生し、国や地方自治体が注意を促しています。その原因の多くはホームタンクの管理の不備やうっかりミスによるものです。
油が側溝などを経由して川に流出すると、水が臭くなる、水が飲めなくなる、魚が死ぬなどの甚大な被害が出ます。流出した油量が多い場合には、火災の恐れもあります。流出した油の拡大防止と撤去のため、河川や用水路にフェンスやマットの設置が行われますが、そのための費用は事故の原因者の負担となり、数十万円かかる場合もあります。
ホームタンクからの油の流出事故を防ぐためには、まず、ホームタンクから灯油を小分けするときに、絶対にその場を離れないようにすることです。コックを閉め忘れたことによる油漏れも発生しています。万が一に備え防油堤を設置しておくと安心です。
ホームタンクは長期間使っているうちに劣化します。配管やホームタンクの破損がないかを点検し、部品交換や買い替えを行うようにしましょう。また、屋根からの落雪によってホームタンクが転倒し油漏れを起こすことがあります。雪が積もる地域では特に気をつけたいものです。
油の流出は河川環境等に大きな影響を及ぼします。ホームタンクの安全な使用を心がけましょう。