手話動画:最近よく聞く「仮想通貨」って??(2018年3月26日)
手話動画
テキストデータ
1月に580億円もの仮想通貨が不正流出したと大騒ぎになっていましたが、仮想通貨ってどんなものでしょうか。
仮想通貨とは、インターネット上で送金や決済に使われている電子データのことで、1000種類以上あり、代表的なものにビットコインやリップル、イーサリアムなどがあります。硬貨や紙幣のように目に見えるお金ではありませんが、「取引所」と呼ばれる仮想通貨交換業者にネット上の口座を開いて使うのが一般的で、日本では投資目的で始める方が多いようです。
仮想通貨の電子データは複数のコンピューターで管理する仕組みがしっかりと確立されていますが、事業者の危機管理体制が甘かったことによる不正流出などが起こっています。仮想通貨交換業者は国内に30社ほどあり、2018年2月現在、金融庁に登録されている事業者は16社です。1月に不正流出して問題になった事業者は登録されていませんでした。
取引のすべてはパソコンが自動処理するため、間違ったボタンを押してしまったから取引を中止したいといっても取り消すことはできません。また、価格が大きく変動することがあるため相場が下がれば大きな損をするリスクもあります。仮想通貨の特性、実態、リスクを十分に理解しなければなりません。
高利率をうたう投資の勧誘に利用されて詐欺被害にあうケースも出ています。"うまい話”はありません。気をつけましょう。