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手話動画:防ぎたい! ドラム式洗濯機の事故(2018年4月2日)

手話動画

テキストデータ


 子どものころ洗濯機は脱水が手動で、機械でも手間がかかるものでした。今はスイッチ1つで洗濯から乾燥まででき、ずいぶんと便利になったものです。しかしそのような技術の進歩が思いもよらない事故を招いたりします。今年1月、ドラム式洗濯機の中に子どもが閉じ込められ窒息死する痛ましい事故が起きました。

 ドラム式洗濯機は、内部に取っ手などなく、内部からは開かない仕組みになっています。2015年にも同様の事故があったことを受け、内部からドアが開けられる機種も製造販売されていますが、まだ数は多くありません。
 現在は、運転中だけではなく電源を切った状態でもドアが開かないようにできる、チャイルドロック機能付きのものが多く出回っています。

 子どもは大人が想像もつかないことをします。洗濯機の中に入って遊ぶのにもビックリですし、小さい体でドアを閉められるの? と思いますよね。ドアを内側から引っ張って閉めるのではなく、反対に押してその反動でドアを閉めたりします。
 我が家の洗濯機は内側から開けられる機種だからと安心しないでください。中に閉じ込められた子どもがとっさに開閉できるとは限りません。どんな機種があっても中に入らせないのが一番。中に入るのは危険であることをきちんと話して理解させましょう。
 チャイルドロックのほかに、ゴムバンドを使用して子どもがドアを開けられないようにする、洗濯機の近くに台などを置かない、など工夫して万が一の事故をなくしましょう。