手話動画:危ないっ!子どもの転落事故(2018年5月14日)
手話動画
テキストデータ
幼児が自宅マンションのベランダから転落し、重症を負ったり、死亡したりする事故が後を断ちません。過去に起きた転落事故の状況を調べると、親が子どもを残して外出した時に起きているケースが、いくつもあります。「5分くらいだから」とか「眠っているから、大丈夫だろう」などと思っていると、悲惨な事故が起きてしまうかもしれません。
ベランダに置いてあるものによじ登り、柵を越えて転落したケースも少なくありません。踏み台や、鉢置き、ゴミ箱など65センチまでの高さであれば、幼児がよじ登る可能性があります。ベランダには物を置かない、ベランダを遊び場にしないなどの対策を日頃から心がけましょう。
生まれた時から高層マンションなどで生活しているため、高いところが怖いという感覚がなくなってしまう子どもが増えているという話もあります。高さの感覚が身につくのは4歳までといわれています。それまでに、ジャングルジムや滑り台など、ちょっと高いところで遊ぶことが、高さの感覚を身につけることにつながります。また、「高いところは危ない」ということを、親が子どもにしっかりと伝えることも大切です。
子どもは好奇心を持って日々成長しています。昨日は開けることができなかった窓のカギを、今日は開けることができるかもしれません。親の姿が見えないと、探そうとして危険な行動を起こしてしまうこともあるかもしれません。「カギを掛けているから」「まだ、動けないから」と油断せず、日頃からの安全対策で転落事故を防ぎましょう。