手話動画:ただの肌荒れではない、冬のカサカサ湿疹(2018年12月17日)
手話動画
テキストデータ
冬は空気が乾燥して皮膚がカサカサになりがちです。こうした時期に増えるのが、皮膚の乾燥によるかゆみや痛みです。「冬は肌が乾燥して当たり前」「冬の肌荒れはいつものこと」と放置すると悪化して、湿疹化してしまうかもしれませんよ。お風呂に入るなどして体を温めると、荒れた皮膚にかゆみが生じます。それをつい搔いてしまって湿疹化したものを、「皮膚欠乏性湿疹」と言います。足のすねやわき腹の乾燥しやすい部分がなりやすく、ひどくなると衣服が触れるなどの少しの刺激でもかゆくなります。高齢者の皮脂の欠乏によるものであることが多いのですが、若い人では体の洗いすぎやアトピー性皮膚炎が原因になることもあり、特に乾燥するこの季節は年齢に関係なく注意が必要です。
皮膚の乾燥対策は保湿に尽きます!
①正しい方法で入浴
①38~40度のぬるめのお湯に15分ほどつかります。熱いお湯や長すぎる入浴時間は逆効果です。体を洗うときはせっけんをしっかり泡立てると刺激が少なくてすみます。入浴後は保湿剤でしっかり保湿しましょう。
②肌着で水分の蒸発を抑える
②肌着は皮膚の水分の蒸発を抑えますが、最近流行の防寒下着の中には、皮膚に触れているだけで水分を奪ってしまうものがあるので注意が必要です。木綿の肌着がおすすめです。
③室内の湿度を保つ
③加湿器を上手に使い、室内の湿度を60%程度に保ちましょう。
重症化してしまうと治るのが遅くなります。普段から保湿に努めて乾燥対策をし、かゆみが治まらない場合は我慢せず、早めに皮膚科を受診しましょう。
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