手話動画:お年玉事始め(2018年12月25日)
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年末年始は何かと出費が多くなります。忘年会や新年会に参加したり、クリスマスプレゼントを贈ったり。新年には子供たちにお年玉もあげなくてはなりません。そういえば、お年玉ってどうしてお年玉と言うのでしょうか。そもそもお年玉は、新年の神様である歳神様をお迎えするための行事です。年末には大掃除、そして門松やしめ縄、鏡餅などの正月飾りを飾って歳神様をお迎えし、実り豊かな一年を祈願します。昔は、歳神様に供えたお餅を配る風習があり、それを「おとしだま」と言っていました。
語源には諸説あります。
①お餅が歳神様からの賜物だから「お歳賜」
②歳神様の魂が宿ったお餅を配ったことから「お歳魂」
③歳神様に供えた玉のように丸いお餅から「お歳玉」
「玉」には「魂」という意味もあるので、③は②に近い意味も含まれているのかもしれません。いずれにしても歳神様とお餅が由来になっていますね。鹿児島県の一部地域などでは、元旦に歳神様に扮した人が家々を回り子供たちにお餅を配る風習が今でも続いているそうですよ。
室町時代、武士は太刀を、町人は扇を、医者は丸薬を贈ったとされており、それらの贈り物をお年玉と言っていたようです。江戸時代には、お年玉を贈る風習が庶民にも浸透していきましたが、現在のようにお金を渡すようになったのは昭和30~40年代になってから。わりと最近ですね。
お年玉、もらう側からあげる側になって久しいな~。もらう側に戻りたい!