手話動画:全国で13区間 タイヤチェーン装着義務化(2019年1月7日)
手話動画
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雪の季節となりました。タイヤにチェーンをつけた経験がありますか? 今は昔に比べて降雪量が減ってきており、タイヤの性能も上がってきているため、チェーンをつけた経験のある方のほうが少ないかもしれませんね。
国土交通省と警察庁が、「大雪が予想されるときには過去に大規模な立往生が発生した区間などで、タイヤにチェーン装着する」ことを義務付けると発表しました。義務付けのある区間は、高速道路7区間、国道6区間あり、宮城県に一番近いのは、山形県の国道112号線月山道路の27キロ区間です。
近年、雪による立往生がたびたび起こっています。特に、昨年2月には福井県から石川県にかけての国道8号線で約1500台の車が動けなくなり、解消までに3日間かかったことがありました。このときには、立往生中の車内で一酸化炭素中毒により亡くなった方もいました。
大きな原因は大雪ですが、冬用タイヤやタイヤチェーン未装着の車両が一因になっている面もあります。そこで今回、車種を問わず全車、スタッドレスにもタイヤチェーン装着を義務付けるとの発表となったのです。
前輪駆動のFF車なのに後輪にタイヤチェーンを装着していた、なんて笑えない失敗をしている車もあったりするんだとか。タイヤチェーン装着の講習会を開く予定のあるタイヤ販売店もあるそうですよ。
大雪の恐れがあるときには、不要不急の外出を控えるのが一番良さそう。そのためにも、外出予定時の気象情報や道路情報などしっかり確認できるようにしておきたいですね。
お出かけ先で立往生に巻き込まれ、食べ物もなく寒さにふるえる……なんてことがあるかもしれません。ご注意を。