手話動画:夏だけではなく注意が必要! 冬の脱水(2019年1月21日)
手話動画
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寒いですね~! 今回のテーマは脱水ですが、こんなに寒いと汗をかかないし、夏じゃないんだから、と思っていませんか。実は、冬は空気の乾燥により体から水分が失われやすい季節です。にもかかわらず夏に比べて喉が渇きにくく、水分をとる機会が少なくなります。そして、夏よりも脱水がゆっくり進むため、気づきにくいのです。特に高齢者は、喉の渇きを自覚しにくく、寒いトイレに移動するのを億劫に思って水分を控えてしまう方が多いので、脱水になりやすい傾向があり注意が必要です。
脱水症状になるとめまいやふらつきが起こりやすく、さらに、気づかないうちに症状が進み、けいれんや意識障害が起こるなど大変危険な状態になるおそれもあります。本人に自覚がない場合の多いことが、脱水の恐いところです。体内の水分が失われたことにより血液がどろどろになり、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすこともあります。
この季節は、インフルエンザやノロウイルスなどにより、発熱、嘔吐、下痢などのため大量に水分を失ってしまうこともあります。その場合は経口補水液を活用しましょう。少量ずつゆっくりと飲むのがポイントです。経口補水液は、日常的に飲んでいると塩分の取りすぎになってしまうので、あくまでも脱水時のお助けアイテムとして活用してください。
普段は水や白湯、お茶などを飲むことをおすすめします。喉の渇きに関わらず、2~3時間にコップ一杯程度飲むのが目安です。加湿器を上手に活用するのも良いですね。