手話動画:自転車事故で賠償額が9,500万円?!(2019年4月8日)
手話動画
テキストデータ
自転車は手軽に移動できる手段の一つで、免許がいらないため子どもや高齢者も気軽に乗っています。ですが、実は自転車による事故は約5分20秒に1件発生しています。重大な事故で損害賠償を請求されることもあるんですよ。【高額な賠償事例】
2003年 賠償額6,779万円
夕方に男性がペットボトルを片手に自転車で走行中、下り坂でスピードを落とさず交差点に進入し、横断歩道を横断中の30歳代女性と衝突。女性は脳挫傷などで3日後に死亡した。
2008年 賠償額9,266万円
昼間に男子高校生が自転車で車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた20歳代男性と衝突。男性は言語機能の喪失など障害が残った。
2013年 損害額9,521万円
夜間に11歳男子が自転車で帰宅途中、歩道と車道の区別のない道路を走行中の60歳代女性と正面衝突。女性は意識がもどらない状態となった。
賠償責任は、未成年といえども免れることはできません。そこで、最近では自転車保険に加入することを義務化する自治体もあります。宮城県では仙台市がこの4月から義務化しました。
点検整備した自転車に貼られるSTマークには保険が付帯していますし、自動車保険や火災保険、傷害保険などの特約ですでに加入している場合や、クレジットカードに補償がついている場合もあります。家族のうち1人が加入していれば同居の家族が補償対象になる場合も。自転車の交通ルールを家族で確認するとともに、ぜひ保険もご確認ください。