手話動画:幼児教育・保育無償化が始まりました(2019年11月5日)
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先月から幼児教育・保育の無償化が、全国一斉に始まりました。年々、共働き世帯の増加、女性の社会進出などを背景に、保育のニーズが高まっています。また、子どもにかかるお金が負担になるという理由が、少子化の原因の一つとされ、軽減も求められています。このようなことから、子育て世代の負担軽減と幼児教育を受ける機会を保障するために、実施されたのがこの制度です。
制度の開始で、小学校入学前の3年間、幼稚園・保育所・認定こども園などの利用料が、限度額の範囲内で無償化されます。0~2歳までの子どもは、住民税非課税世帯が無償化の対象です。また、幼稚園の預かり保育や認可外保育施設、障害児通園施設などの利用も同様に対象ですが、保護者の就労、妊娠・出産、病気、就学などのために、「保育の必要性がある」と、市町村から認定を受ける必要があります。
無償化の対象となるのは施設の利用料。なので通園のバス代や給食代、行事にかかる費用などは、これまで通り支払います。ただし、年収が360万円未満の世帯や、第3子以降の子どもは、給食のおかずなどの費用が免除されます。
保護者の就労状況や子どもが利用している施設によって、世帯ごとに条件が異なります。「うちの子の場合はどうだろう?」と気になった時には、内閣府や県、各市町村のホームページで、フローチャートなどを使ってわかりやすく説明をしています。参考にしてくださいね。