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手話動画:インフルエンザ予防に お口のお手入れ?!(2019年11月11日)

手話動画

テキストデータ

 インフルエンザ対策と言って思い浮かぶのは、手洗いやうがいの徹底、マスクの着用、それから予防接種でしょうか。実は、歯磨きなどの口腔ケアもインフルエンザ予防に効果があるって、知っていましたか?
 口腔内にはもともといろいろな雑菌がいます。その雑菌が増えると、インフルエンザウイルスを増殖させ、侵入をしやすくさせる酵素も増えます。口腔ケアをしっかり行って雑菌を減少させ、その酵素を減らせば、インフルエンザ感染を抑えられる可能性がるということです。

 実際、ある介護施設で高齢者にブラッシングや舌磨きの指導を実施したところ、通常の歯磨きをしていた施設に比べて、インフルエンザ発生率が10分の1に激減したという報告もあるんですよ。
 高齢者は免疫力の低下により、インフルエンザに感染しやすく、また重症化しやすくなっています。そして、唾液の分泌が減少して咀嚼や嚥下機能が低下するため、口腔内が乾燥して汚れやすいのです。ですから特に高齢者に口腔ケアをすることでインフルエンザ予防効果が高くなると言われています。

 歯と歯の間、歯と歯茎の境目など汚れがたまりやすいところにしっかり歯ブラシを当てて磨きます。歯間ブラシやフロスを使うのも効果的ですよ。歯がない人や少ない人は、口腔ケア用のスポンジブラシなどを使ってしたや粘膜のケアをするといいですね。
 一人ひとりの口腔状態は違います。自分に合った口腔ケアを、歯科医院で相談しましょう。
 皆さん、自分は年だから必要ないではなく、いつまでもおいしいものを食べて元気でいるために、学んでいけたらいいですね。