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手話動画:知ってほしい、子ども用車いすのこと (2019年12月9日)

手話動画

テキストデータ

 最近国土交通省がこんなポスターを作ったそうです。皆さんは子ども用車いすを見たことがありますか? 病気や障害のために首が座らない、姿勢を保てないなどが理由で、車いすがなくては移動できない子どもたちが利用しています。一見するとベビーカーのように見えるため、気づかずに通り過ぎてしまっているかもしれませんね。

 子ども用車いすはかなりの重量のものが多く、人工呼吸器などの医療機器を搭載している場合さらに重くなります。折りたためないのですが、ベビーカーと間違われ、混雑するバスや電車の中で「折りたたんでください」と言われたり、非難の目でジロジロ見られたりします。
「そんなに大きい子をベビーカーに乗せて・・・」などと非難めいたことを言われ、心を痛める経験をされたお母さんもいるそうです。

 このような誤解が生じてしまうのは、子ども用車いすとベビーカーが混同されやすく、また子ども用車いすについて知らない方が多いからです。「こんなに混んでいる場所でベビーカーをたたまないのはなぜだろう?」「こんな大きい子をベビーカーに乗せているのはなぜだろう?」と想像して「子ども用車いすかもしれない」と思いつけたらいいですね。そのためにも、たくさんの人に子ども用車いすのことを知ってほしいのです。
 子ども用車いすのマークを付けている方もいます。もし気づいたらそっと見守り、何か困っている様子があったら声をかけてみましょう。