手話動画:ペットボトルの水は賞味期限が過ぎても飲める?(2020年2月10日)
手話動画
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消費期限と賞味期限の違いを知っていますか。期限の日までに食べたほうがいいのが消費期限。賞味期限はおいしさが保証されている期限で、過ぎたらすぐに食べられなくなるというわけではありません。ペットボトルの水は、家庭で備蓄している方がいるかと思います。賞味期限が表示されていますが、その期限が過ぎていたらどうしますか?
ペットボトルの水の多くは、加熱やろ過により消毒されています。そのため中身に雑菌などおらず、蓋を開けたりしなければ長期間腐らないのだそうです。では、なぜ賞味期限が設定されているのでしょうか。実は、計量法違反にならないようにするためです。ペットボトルには通気性があり、中の水が少しずつ蒸発します。時間とともに中身が減ると、表示されている内容量と実際の内容量が合わなくなり、計量法違反となってしまいます。そのため、水の量を保てる期間が「賞味期限」として表示されているのです。つまり中身に問題はなく、賞味期限が過ぎても飲めるというわけです。
とはいえ、ペットボトルの通気性により、匂いの強い物の近くに置いていたら匂いがうつったなど、保管状態によっては品質の変化の可能性もあるようです。
飲むか、飲み水以外に使うか、ご判断はお任せしますが、「使わないでただ捨てる」なんて資源の無駄遣いだけはしないでくださいね。
これはペットボトルの水の話。お茶やジュースは賞味期限を守ってくださいね。