手話動画:デジタル遺品ってどうしたらいい?(2020年2月17日)
手話動画
テキストデータ
「遺品の処理が大変!」と聞くと、本や貴金属、洋服、思い出の品などを思い浮かべますが、最近はパソコンやスマホの本体とその中に入っているデータ、いわゆる「デジタル遺品」の扱いが話題になっています。パソコンやスマホのデータを確認するためにパスワードが必要ですが、ロック解除ができないからと端末をそのまま処分するのは非常に危険です。故人のプライバシーが満載ですから、万が一そのまま第三者に渡ってしまったら悪用されるかもしれません。
だからといってただ放っておいてもクレジットカードの情報を抜き取られる、アカウントを乗っ取られるなどのトラブルが起こる場合があります。有料サービスの料金が引き落とされ続けるなんてこともあるんですよ。
SNSアカウントの削除、ホームページやブログの利用停止、ネットショップ会員の退会、動画や音楽の有料サービスの解約などさまざまな手続きが必要です。
事前チャージ方式の〇〇ペイなどを利用していた場合は、残額があるかもしれません。相続はできないのですが、死亡診断書や故人との関係がわかる書類を提出することで返金してもらえる場合があります。
最近ではデジタル遺品の整理を請け負う業者があるので、パスワードがわからない、手続き方法がわからないなどのとき頼るのもいいかもしれません。一番いいのは本人による生前整理。死んだ後どのようにしてほしいか話し合っておく、エンディングノートに書いておいてもらうなどもいいですね。