手話動画：パートタイム・有期雇用労働法が施行されます（2020年4月13日）
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同一労働同一賃金って聞いたことがありますか？ 同じ企業で同じ仕事をしているなら正社員も契約社員もパートも同じ賃金に、ということです。このことが明記された法律「パートタイム・有期雇用労働法」が今年４月１日から施行され、大企業は同日から、中小企業は来年４月１日から始まります。正社員と非正規社員の月給は正社員のほうが高くなります。正社員は労働時間が長い場合が多いのですから当然のように感じますが、時給に換算しても正社員のほうが高いのです。賃金が違うのに、工場の生産ラインで正社員とパートがまったく同じ仕事をしているなんていうこともあり、そのような待遇差を解消するのがこの法律の目的です。
正社員は、繁忙期や急な欠勤者がでたときの対応を求められる、休日出勤や残業を求められるなど、責任がともなうために賃金に差がでる場合があります。特に賞与は貢献度に応じて支給される企業もあるために差がでてくることもありました。
もし待遇差に納得がいかない場合は、企業に説明を求めることができます。企業は、労働者の能力、経験、業績、成果、勤続年数などを鑑みて、待遇改善を検討する必要がでてくるかもしれません。
法律は、賃金や賞与のほか、福利厚生などすべての待遇差も禁止しています。社員食堂の割引は正社員のみ、休憩室や更衣室を正社員以外は使ってはいけないなどの待遇差、通勤手当や有給休暇の待遇差など、不合理な待遇差がないよう企業は求められています。
