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手話動画:手洗いは大切! 一番初めに提唱した人は…(2020年6月8日)

手話動画

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 手洗いの大切さはこれまでも言われていましたが、新型コロナウイルスの流行で、皆さん今まで以上に手洗いをしていると思います。手洗いは病気予防に有効。今では常識となっているこの考え方、実は始まってから150年ほどの歴史しかありません。

 1847年オーストリアのウィーン総合病院の産科医だったセンメルヴェイスは、産褥熱などで死亡する産婦の割合が第一産科では10%ほどなのに対し、第二産科では4%ほどであることに疑問を持ちます。日替わりで診療し技術的な差もないのに、出産後産褥熱にかかる産婦の割合に差がでるのです。違いは、第一産科は医師が担当し、第二産科は助産師が担当していることだけでした。医師は死体の解剖をし、その後軽く手をぬぐって分娩に従事していたのです。そのためセンメルヴェイスは、解剖した医師の手に何かが付いていて、それが産褥熱を引き起こすのではないかと考えました。そこで、解剖をした医師たちに手を塩素消毒させたところ死亡率が下がったのです。細菌などが発見されていない時代のこと、手が汚れていると言われた医師たちは猛反発します。センメルヴェイスの発見は、1865年に彼が亡くなるまで受け入れられることはありませんでした。

 センメルヴェイスが提唱した手洗いの大切さは、彼の死後10年以上も経ってから、彼の論文を読んだ医師によって「消毒法」という名前で注目されることになります。最近が発見されるなどして衛生観念が大きく変化している時代でした。
 おかげで新型コロナウイルスの予防ができます。予防の基本は手洗いから! みんなで手洗い続けましょう。
 忙しいからと手洗いをいい加減にやらず、石けんをつけてしっかり洗いましょうね。