宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:当日の遠隔手話通訳サービスの様子は…(2020年10月31日)

手話動画

テキストデータ

【自宅にて】
《出かける前に持ち物確認》

ナレーション:受診当日は、スマホまたはタブレットと、通知書に載っているQRコードを忘れずに持って行きましょう。
Q:えっ? 病院の人が遠隔手話通訳サービスについて理解してくれるか不安ですか?突然スマホをさしだしたらびっくりすると思いますよね。
A:医療関係者の方用のチラシがあります。それを見せることで病院関係者に理解してもらいやすくなります。裏面には簡単なコミュニケーションシートにもなっていますので、ご活用ください。

【病院の待合室にて】
《いつからQRコードの読み込みをすればいいか迷っている》

ナレーション:派遣時間より30分前からQRコードを読み込むことができ、通訳者とつながることができます。派遣時間内であれば通訳者は待機していますので、受付をする前など、必要だと感じた時につなげてください。ただし、通訳開始時間を30分すぎてもつながらない場合、通訳者が心配して派遣センターに連絡して待機をやめてしまう場合があります。派遣開始時間に合わせて1回は通訳者とつながり、当日の流れについて打ち合わせをしましょう。

《QRコード読み込み》
(見える?)

ナレーション:スマホの画面には、マイクとビデオのイラストに赤い斜線が引いてあります。そのままでは通訳者に画像や音声が届きませんので、イラストをタップして斜線を消しましょう。接続手順は利用者用のチラシに載っています。

《医療関係者用のチラシを見せる》
受付の担当《お招き どうぞ》

【診察室にて】
ナレーション:診察室内で、スマホやタブレットを置く場所は、手話が見えやすいか、声がよく聞こえるかなど医師、手話通訳者と相談して決めましょう。カバーや台などがあると置きやすくなります。片手で持ちながらやると疲れますし、位置がズレて読み取りにくくなります。

ろう者 (手話見える?大丈夫?)
通訳者 (もうちょっと右に) (OK、見えます。)
通訳者 先生、すみません。聞こえるか試したいので少し話してみてもらってもいいですか?
医 師 こんにちは。
通訳者 少し聞こえにくいのでもう少しボリュームを上げてもらってもいいでしょうか?
《ボリュームを上げる》
医 師 聞こえますか?
通訳者 はい、大丈夫です。ありがとうございます。
ろう者 (マスクを外してもいいでしょうか?)
通訳者 すみません。マスクを外してもいいでしょうか。
ナレーション:医師や看護師は感染対策をしていますが、やはりマスクは必需品です。とはいえ、マスクしたままでは、通訳者と意思疎通が十分にできないかもしれません。病院側からOKが出てからマスクを外しましょう。透明マスクを用意するといいかもしれませんね。

医 師 その症状はいつからですか?  通訳者(その症状はいつからですか?)
ろう者 (4日前から発熱があります。) 通訳者 4日前から発熱があります。
医 師 咳、のどの痛み、吐き気はありますか? 通訳者(咳、のどの痛み、吐き気はありますか?)
ろう者 (あります。) 通訳者 あります。
医 師 PCR検査しましょう。 通訳者(PCR検査しましょう。)
ろう者 (いつごろ結果が出るのか、今後の見通しが知りたいのですが)
通訳者 いつごろ結果が出るのか、今後の見通しが知りたいのですが

こんな時どうするの?
(アッ、充電がなくなった! )
(こんな時のためにバッテリーをもってきていたんだ。)
ナレーション:途中で電池切れになることがあるかもしれません。交換できるバッテリーを持っていると安心です。切れたら、もう一度QRコード読み取りから始めましょう。

(えっと・・・。ここを押すのかな? )
(あ、操作を間違って切れちゃった! どうしたらいいの?)
ナレーション:派遣時間内だったら何回でもつなげなおすことができます。もう一回QRコードを読み込むところからやってください。操作を間違って切れた場合や、診察が終わって切った後で質問したいことを思い出した場合でも大丈夫です。ただし、派遣終了時間を過ぎてから切ってしまうと、もうつながりませんので注意してください。