手話動画:今年一年間を象徴している「今年の漢字」(2020年12月28日)
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年末には、「今年はどんな年だったか」を思い返したりします。そんなとき思い出すのが「今年の漢字」。今年の「密」も確かに当てはまる漢字です。「今年の漢字」は1995年から始まり、今年26回目でした。毎年、その年の世相を表している漢字を募集し、12月12日ごろに応募の最も多かった漢字が発表されます。
ニュースなどで発表の様子を見たことのある方が多いと思いますが、京都の清水寺で発表されています。発表の時に書かれた漢字は、一年の出来事を清めて新年が明るい年になるよう願いを込めて清水寺に奉納されます。
実は、1位だけでなく20位までの漢字が発表されており、20この漢字を見るとその年の出来事をさらに深く思い返すことができます。
公募なので過去には同じ漢字が選ばれたこともあり、「金」は3回も選ばれています。「金」を選んだ理由はいろいろですが、いずれもオリンピックイヤーで金メダルを理由にあげている人が多かったようです。「災」も2回選ばれていて、その年は地震や台風、豪雨など多発したのが理由でした。
昨年の「令」は、令和の新たな時代に希望を感じた人が多かったということでしょう。
応募するときは、個人的に意味のある漢字ではなく世相を表す漢字を考えます。常用漢字でなくてもいいそうです。
募集は11月から始まって12月まで行われています。その時期、一年を振り返るのにピッタリかも。公募しているなんて知りませんでした。来年は応募してみようかな。