宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:消毒と除菌と殺菌と…たくさんあって迷います! (2021年2月15日)

手話動画

テキストデータ

 新型コロナウイルスへの警戒が続く中、衛生に関するスプレーやシートなどたくさん出回っています。商品には「滅菌」「消毒」「殺菌」「除菌」「抗菌」とついていて、違いがわかりにくいですよね。効果の違いを知って賢く使いたいものです。

滅菌 全ての菌やウイルスを死滅させることを言い、専用の機械を使わないとできません。滅菌済みのカットバンや滅菌ガーゼなどがお店に置かれていますが、袋を開けてしまうと滅菌状態ではなくなります。
消毒 病原性のある菌やウイルスを害のない状態にすることを言います。消毒の方法は、煮沸やアルコールなどの薬剤によるものなどがあります。
殺菌 菌を死滅させることを言いますが、滅菌のようにすべての菌を死滅させるのではなく、菌の数を減らします。
除菌 これも菌の数を減らすことを言います。先の3つは医薬品や医薬部外品に使われる言葉で、除菌はそれ以外のものに使われます。菌を減らすという意味では殺菌と同じですが、いろいろな商品に使われています。
抗菌 菌を殺したり減少させたりするのではなく、菌の繁殖を抑制します。

 手指のコロナ対策としては、洗い流すことが最も効果的です。石けんを使用し30秒以上の丁寧な手洗いをすれば十分ですが、水や石けんがない場合はアルコール消毒するといいでしょう。厚生労働省によれば、十分な手洗いをすればアルコール消毒する必要はないそうです。
 ドアノブやテーブルなどは塩素系漂白剤を使用すると効果的です。また、空間散布する薬品で有効性や安全性が確認された商品は、今のところありません。定期的な換気を心掛けましょう。コロナが早く終息するといいですね。