手話動画:ボランティアとは違う「プロボノ」(2021年2月22日)
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「社会貢献」と聞くとすぐに思いつくのはボランティアですが、「プロボノ」というのがあるのはご存じですか。職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動のことです。「公共善のために」というラテン語が語源です。アメリカで、弁護士など法律に携わる職業の人たちが無償で法律相談や弁護活動のボランティアをしたのが始まりでした。日本では、2010年がプロボノ元年と言われており、やはり法律関係のプロボノが多く行われました。今でも弁護士による無料法律相談会の開催が各地でありますよね。
最近では法律関連のプロボノだけでなく、会社の経営などにアドバイスするプロボノや、教育関係のアドバイスするプロボノなど、いろいろなスキルを持った方によるさまざまな社会貢献がなされています。
東日本大震災後には、家具メーカーの社員や建築家が仮設住宅で使用する家具を製作してくれました。中小企業診断士が被災地に入り、地元企業や商店街などの復興を支援してくれたり、学校が休校中、子どもたちに学習支援してくれた有資格者もいました。理容師がボランティアで避難者の髪を切ったりしてくれたのもプロボノといえるかもしれません。
自分の持っている知識やスキルが誰かの助けになるのです。最近では、プロボノしたい人としてもらいたい人をマッチングしてくれるサイトもあります。興味のある方はサイトにアクセスしてみてください。もしかしたら、あなたのスキルが役に立つかもしれませんよ。