手話動画:網戸をかいくぐる小さなエッチ虫「ヌカカ」 (2021年8月23日)
手話動画
テキストデータ
虫刺されに用心するといえば、蚊、ハチ、アブなどでしょうか。では、「ヌカカ」はご存じですか? 水辺や森林などに生息していて、釣りやキャンプなどアウトドアを楽しむ場所で被害にあうケースが多く見られます。体長1~2mmととても小さいため、網戸をかいくぐって室内に侵入してくることもあります。昨年はコロナ禍で換気のために窓を開けていて被害が多くなったそうです。気づかないうちに服の隙間から侵入することから「エッチ虫」などとも呼ばれています。
ヌカカが活発なのは朝と夕方で、集団で活動します。そのため、一度に何か所も刺されてしまうことも…。さされた直後ではなく数時間ほどしてから症状が出るため、後から「こんなに刺されていたのか!」とびっくりすることもあります。赤く腫れ水膨れになり、かゆみ止めを塗っても効いていないと感じるほどの強烈なかゆみがあります。
刺されたところはきれいに水洗いをし、なるべく掻かないようにします。冷やすとかゆみが和らぎますが、かゆみが1週間以上長引く、数か所刺されてひどく腫れているなど症状がひどい時は皮膚科を受診しましょう。
靴下とズボンの隙間や襟周りなどちょっとした隙間を刺されます。ヌカカがいそうな野外に行く時は長めの靴下をはく、首の周りにタオルを巻くなど予防しましょう。
虫よけを使うなら「ディート」という成分が入っているものか、天然のハッカスプレーが効くそうですよ。