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手話動画:寒い冬を乗りきるお風呂の適温は? (2021年12月27日)

手話動画

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 寒い冬、お風呂に入って疲れた体と心を癒してから眠りたいですね。高齢者が毎日湯船につかって入浴をすると、3年後に要介護になるリスクが約30%低くなるそうですよ。体が芯から温まると免疫機能も活性化するんだとか。実は、体が芯まで温まる入浴方法にはコツがあります。

 お風呂は何度にしていますか。寒い宮城県の冬を乗りきるには熱いお風呂につからないと!と思っている方が多いかもしれませんね。41度~43度の熱いお風呂と、38度~40度のぬるめのお風呂に入るのでは効果がまったく異なります。
 熱めのお風呂に入ると血圧が上昇して胃腸の働きが弱まり、心臓が早く脈打ち筋肉は緊張して興奮状態になります。
 逆にぬるめのお風呂だと血圧は下降して胃腸は活発に、心臓はゆっくり動き筋肉が弛緩してリラックス状態になるのです。つまり、目を覚まして気分をシャキッとさせたい時には熱いお風呂、疲れて眠れないなど体を休めたい時にはぬるめのお風呂がいいということです。寝る前はぬるめのお風呂に入った方が良さそうですね。

 心臓から押し出された血液は1分ほどで体を一周します。お風呂に長くつかっているとその分血液が多く周回し、温かな血液が体の隅々にまで届きます。熱いと体の表面だけ温まってすぐに出てしまいますが、ぬるめに長く入浴すると体の芯まで温まり、お風呂から出てからも温かさが持続するという訳なのです。
 熱いお風呂ではヒートショックの危険も増します。ぬるめのお風呂に10~15分ほどゆっくりつかる、これが寒い冬を乗りきる入浴のコツです。
 まもなくお正月がくるという忙しい時期、入浴剤入りのお風呂でリラックスしてくださいね。