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手話動画:冬は危険な季節~血栓症を予防しよう! (2022年1月17日)

手話動画

テキストデータ

 血栓症とは血管がつまって血液が流れなくなる病気で、脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞です。血液は、けがで出血したときに固まって傷をふさぐようにできていますが、ふつう血管内の血液は常に流れていて固まることはありません。ただ、コレステロールで血管が狭くなる、血液がドロドロになる、などの要因が重なると血栓ができて梗塞を起こします。

 血栓症になりやすいのは、60歳以上、煙草を吸う、暴飲暴食しがち、あまり運動をしない、血圧が高め、太りがちなどの方ですが、当てはまらない方も環境によって起こりうる病気です。特に、冬は乾燥により体の水分が減少し血流が悪くなりがちです。また、寒い場所から暖かい場所へ移る時に血液が急激に変化するなどの要因が重なるため、夏以上に注意が必要なのです。

 ちなみに1月20日は血栓予防の日で、以後1か月間が血栓予防月間です。これは、日本ナット―キナーゼ協会が、納豆が血栓予防に効果がある食べ物だということから制定した日です。世界的には10月13日の世界血栓症デーがあり、啓発に取り組んでいます。
 煙草や食事、運動など生活習慣を見直すとともに、喉の渇きを感じなくても水分を摂る、トイレや風呂場、廊下などの温度差が激しい環境を改善する、寒い脱衣所から熱いお風呂に急に入らない、など気をつけましょう。
 血栓症は突然おそってくる病気です。前兆がなくても普段の生活から気をつけて予防することが大切ですよ!